吉沢医院 院長 吉沢浩志
今年の年賀状は昨日(1月7日)までに投函すれば52円、今日以降は10円分の切手を貼り足さなくてはいけないとの料金のお知らせがありましたので、さすがにここ数日は「あて所に尋ねあたりません」と戻ってきた物だけになりました。
私の年賀状は産婦人科の同窓会関係が約200件、その他が約600件で800枚を用意します。子どもたちが小さかった頃は子どもの写真が中心でした。5人の子に恵まれましたので、「また子どもが増えたのか」との返事を頂いたことが度々でした。
孫が出来てからは孫を中心にしていますが、今年は食道がんの手術後2年目を再発なく過ごしている私を中心にして我が家の総勢と戌年なので3匹の犬も添えました。
私は昭和56年4月から平成6年3月まで大学病院の分娩部・新生児集中治療室(NICU)でハイリスク妊娠・分娩の管理と共に、出生体重1000グラム以下の超低出生体重児や先天異常児などのハイリスク児に対して、新生児科、小児外科、小児循環器科、循環器外科、脳神経外科、口腔外科など関連各科の先生方と連携したチーム医療を担当して来ました。
その間、分娩に立ち会わせて頂いたご家族や無事に退院できた病児のご家族からの年賀状で、お世話した子どもさん達の元気な有様を知ることが年初めの楽しみとなって、今も続いています。
今年の年賀状から取り上げた娘さんが産婦人科医になった、助産師への道を歩き始めた娘さんが担当の教官に助産師を希望するのは私の影響と話していることを知りました。
また、534グラムで生まれた娘さんが女の子を出産し、見事に母親になってくれました。
その他、元気か、無理するな、飲み過ぎるな等のコメントを読みながら、多くの方々に支えられて生きていることを改めて有り難いと実感する私の年賀状です。
(平成30年1月8日記)